コラム

公開日 2025.12.23 更新日 2026.01.21

【業務用エアコンの水漏れ徹底解説】原因と簡単対策法を公開!

「業務用エアコンから水が漏れてきたけれど、このまま使い続けても大丈夫かな」「床が濡れてしまって困っているけど、どう対処したらいいのか分からない」と不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。水漏れは放置すると、機器の故障や室内のトラブルにつながることもあるため、早めの対応が大切です。

そこで記事では、業務用エアコンの水漏れでお困りの方に向けて、よくある水漏れの原因や自分でできる簡単な対策方法について分かりやすく解説しています。
この記事を読むことで適切な対応方法が分かりますので、ぜひ参考にしてください。

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業務用エアコンの水漏れ原因を探る

業務用エアコンの水漏れは、床や天井を濡らすだけでなく、営業や作業を止めてしまう厄介なトラブルです。
原因は経年劣化だけでなく、ドレンホースの詰まりや内部部品の不具合、室内機の傾き、配管の断熱不足などさまざまです。

この記事では、代表的な原因を整理しながら、水漏れのメカニズムと注意すべきポイントを分かりやすく解説していきます。

ドレンホースの詰まりが原因

業務用エアコンの水漏れで最も多い原因のひとつが、ドレンホースの詰まりです。
ドレンホースとは、エアコン内部で発生した水分(結露水)を外に排出するための管のことを指します。
このホースがほこりやゴミ、カビなどで詰まると、水がうまく流れずエアコン本体から水が漏れ出してしまうのです。

特に飲食店やオフィスなど人の出入りが多い場所では、室内の汚れがたまりやすいため注意が必要です。
ドレンホースの詰まりを防ぐには、定期的な点検と清掃が欠かせません。

自分で掃除が難しい場合は、専門業者に依頼するのが安心です。

関連記事:エアコン水漏れ解決!ドレンホースの簡単チェック法

エアコン内部の故障や不具合

業務用エアコンの水漏れは、エアコン内部の故障や不具合が原因となることが少なくありません。
特に、冷却部分や排水機構の異常が水漏れを引き起こすケースが多く見受けられます。
たとえば、冷却フィンに汚れが溜まると、正常な排水ができずに水があふれてしまうことがあります。

また、排水を受ける部品が割れていたり、固定が緩んでいる場合も水漏れの原因となります。
こうした場合には、無理に分解や修理を試みず、専門業者に相談するのが安全です。

エアコン内部の不具合は目に見えない部分が多いため、早めにプロに点検を依頼することで被害の拡大を防げます。

室内機の傾きによる影響

業務用エアコンの室内機が傾いていると、水漏れの原因になることが多いです。
なエアコン内部で発生した水は、本来ドレンパンと呼ばれる受け皿に集まり、ドレンホースを通じて外へ排出される仕組みになっています。

しかし室内機が水平でない場合、水が正しく流れずに一部があふれてしまう場合があるのです。
特に設置時の固定が不十分だったり、長年の使用による建物のゆがみで傾きが生じたりすることがあります。

対策としては水平器などで室内機がきちんと水平になっているかを調べることが大切です。
必要であれば専門業者に再設置や調整を依頼しましょう。

結露による水滴の落下

室内と外気の温度差が大きい環境では、結露による水滴の落下が水漏れトラブルの原因になります。
冷えた配管やエアコン本体の表面に空気中の水分が付着して水滴となり、そのまま天井裏や室内へ滴り落ちてしまうのです。

特に梅雨時期や真夏の高湿度な季節、設定温度を極端に低くしている場合は注意が必要です。断熱材が劣化していたり、配管がむき出しのままだと結露が起こりやすく、周囲の建材にもダメージが及びます。

室温や湿度の管理に加え、断熱状態の点検も忘れず行いましょう。

関連記事:【エアコンから水がポタポタ】原因と応急処置を徹底解説!

冷媒配管の断熱不足

冷媒配管の断熱が不十分な場合も、業務用エアコンの水漏れを引き起こす大きな要因となります。
冷たい冷媒が流れる配管が室内の暖かい空気に触れると、表面に結露が発生し、その水滴がポタポタと落ちて天井や壁を濡らしてしまうのです。

断熱材の施工不良や経年劣化、破れなどがあると、この現象はいっそう顕著になります。配管周りに濡れた跡やシミが見られる場合は、断熱材の巻き直しや補修が必要なサインです。

特に継手や曲がり部分は結露しやすいため、隙間なく丁寧に断熱処理を行うことが重要です。

業務用エアコンの水漏れへの応急処置法

業務用エアコンで水漏れが起きた際は、被害を広げないための迅速な応急処置が欠かせません。適切な初動対応を行えば、床や天井へのダメージを最小限に抑えつつ、安全に状況を確認できます。

ここでは、現場でできる基本的な対処手順を分かりやすく紹介し、専門業者が到着するまでに取るべき行動を整理していきます。

電源を切って安全を確保

業務用エアコンから水漏れが発生した場合、最初に行うべきことは「電源を切る」ことです。
これは感電や機器の故障、さらなる被害拡大を防ぐために非常に重要な対応となります。
水と電気が接触すると、思わぬ事故やトラブルにつながるおそれがあるため、必ず主電源を落としましょう。

エアコン本体のリモコン停止だけでなく、分電盤のブレーカーも切ることで、より安全が確保できます。
特に天井埋め込み型や大型の業務用エアコンは、内部に多くの電気配線があるため、早めの電源遮断が事故防止につながります。

電源を切ることで二次被害を防ぎ、安心して次の対策に進めるでしょう。

水受けバケツを設置する

まず簡単にできる応急処置として「水受けバケツを設置する」ことが非常に有効です。
水が床に広がると、床材の傷みや下階への漏水被害が心配になる方も多いでしょう。

バケツや洗面器など、手元にある容器をエアコンから水が落ちてくる真下に置くことで、被害の拡大を最小限に抑えられます。
水が飛び散る場合は、バケツの周囲にタオルを敷くとさらに安心です。

また、バケツの容量が小さい場合は、こまめに水を捨てることも忘れないようにしましょう。
応急処置とはいえ、これだけで床や備品のダメージを大きく防ぐことが可能です。

専門業者への迅速な連絡

応急処置を行いながら、専門業者へ早めに連絡することが水漏れ対策の最重要ポイントです。
業務用エアコンは構造が複雑で、内部の詰まりや部品の故障、断熱材の劣化など、自力で判断できない要因が多くあります。

無理に分解すると修理費が増えたり、別のトラブルを誘発する危険もあります。
連絡時には、エアコンの型番・設置場所・水漏れの量や発生位置などを伝えると対応がスムーズです。

被害拡大を防ぐためにも、専門業者への連絡はできるだけ早く行いましょう。

被害状況を記録する

被害状況をしっかり記録しておくことが非常に重要です。
後々の修理や保険申請、専門業者への説明時に「どこから、どれくらいの水が、いつ漏れたのか分からない」と困ることが多いためです。

記録方法としては、スマートフォンなどで漏水箇所や床の濡れ具合を写真に残しましょう。
さらに、発見した日時や水漏れの量、被害が広がった範囲などもメモしておくと役立ちます。

もし天井や壁、備品などに水が及んでいる場合は、その範囲や状態も詳細に記録しておきましょう。
こうした記録があれば、後から発生したトラブルの証拠となり、修理や補償手続きがスムーズに進みます。

漏水箇所の特定と一時的な処置

可能な範囲で、どの部分から水が落ちているのかを確認しておくと、後の対応がよりスムーズになります。
天井付近、配管まわり、室内機の端などを順にチェックし、水滴が集中している箇所を特定しましょう。

場所が分かれば、その下にバケツや雑巾を置き、周囲の建材が濡れないよう保護します。
ドレンホースが外れている程度であれば元に戻すだけで改善することもありますが、無理な分解は禁物です。

応急処置はあくまで一時対応として捉え、専門業者の到着を待ちながら被害の拡大を防ぎましょう。

水漏れがもたらす問題とリスク

業務用エアコンの水漏れは、設備トラブルにとどまらず、建材の劣化や衛生環境の悪化、安全面のリスクなど多方面に影響を及ぼします。
放置するとカビの発生や建物の損傷につながり、最悪の場合は業務停止を招くこともあります。

ここでは、水漏れが引き起こす代表的なリスクを取り上げ、早期対応の重要性を詳しく見ていきましょう。

建材へのダメージとカビの発生

業務用エアコンの水漏れは、天井や壁、床といった建材に直接ダメージを与えます。
石膏ボードが湿気を吸うと変色や膨らみが生じ、木材は腐食しやすく、壁紙の剥がれやシミも発生しやすくなります。

さらに湿気がこもった環境ではカビが一気に繁殖し、空気中に胞子が広がって室内環境を悪化させてしまうのです。
見た目の問題だけでなく、アレルギーや呼吸器への悪影響など健康被害につながることもあるため、早めの乾燥と点検が欠かせません。

建材の劣化やカビの発生は進行が早いため、発見した時点で迅速に対応することが大切です。

電気系統のショートや事故のリスク

水漏れが電気配線や基板に触れると、ショートが発生する危険性が高まります。
ショートは火花や発煙の原因となり、最悪の場合は火災へつながる重大な事故に発展することがあります。

特にオフィスや店舗では電気機器が多く、水が落ちる位置によっては周辺機器の故障や感電リスクも忘れてはいけません。
「少しの水だから大丈夫」と軽視してしまうと、思わぬトラブルを招くこともあります。

電気系統が濡れた可能性がある場合は、必ず電源を切り、専門業者へ早急に相談することが安全確保の第一歩です。

業務環境の悪化と異臭の発生

水漏れにより湿気が増えると、室内の快適性が低下し、働く人や利用客に不快感を与える環境が生まれます。
湿った床や壁は劣化が早まり、カビや雑菌が繁殖して独特の異臭を放つようになることがあります。

このような臭いは従業員の集中力を下げるだけでなく、店舗や施設の場合はお客様の印象に大きな影響を与えてしまうのです。
加えて、湿度の上昇は建材や備品を傷める要因となり、長期的な維持コストも増大させます。

早めの換気や清掃に加え、水漏れの原因を取り除くことで、快適な業務環境を維持することが大切です。

業務用エアコンの水漏れを防ぐための対策

業務用エアコンの水漏れを防ぐには、日常的な点検と適切なメンテナンスが欠かせません。
水漏れは営業に支障をきたしたり、建物や設備の損傷につながるため、事前の予防が大きな効果を発揮します。

ここでは、基本的な点検ポイントや日頃から意識しておきたい対策を整理し、トラブルを未然に防ぐ方法を解説します。

ドレンポンプとドレンパンの点検

ドレンポンプとドレンパンは、エアコン内部で発生した結露水を集めて排出する重要な部品です。
ここにゴミや汚れが溜まると水が正常に流れず、ドレンパンがあふれて水漏れの原因になります。

「最近エアコンの近くが湿っている気がする」と感じたら、まずドレインパン内部に水が残っていないか確認しましょう。
定期的にゴミを取り除き、ポンプが正常に作動しているかどうかも併せてチェックすることが大切です。

こうした日常点検が、突発的な水漏れを防ぎ、エアコンの安定運転につながります。

定期的なフィルターの清掃

定期的なフィルターの清掃は、業務用エアコンの水漏れを防ぐうえでとても重要です。
フィルターがほこりや汚れで目詰まりすると、エアコン内部で空気の流れが悪くなり、結露水がうまく排出されずに水漏れが起こりやすくなるためです。

「月に1回程度の清掃を習慣にするだけで、トラブルの予防につながります。
フィルターは取り外しやすい構造になっていることが多く、掃除機でほこりを吸い取ったり、ぬるま湯で洗い流す方法が一般的です。

定期的な清掃を怠らなければ、エアコンの効きも良くなり、電気代の節約にもつながります。

適切な室温設定と結露防止

室内外の温度差が大きくなると、エアコン内部で結露が発生しやすくなり、水漏れの原因となります。
設定温度を極端に低くすると冷却部分に水が多く生じ、排水量が増えてトラブルにつながることもあります。

25〜28度を目安に適切な温度設定を心がけ、湿度が高い日は除湿運転を活用すると結露を抑えることが可脳です。
また、風向きを調整し、冷気が直接壁や天井に当たらないようにすることも効果的です。

室温・湿度のバランスを整えることが、結露による水漏れ対策に大きく役立ちます。

実際にあった業務用エアコンの水漏れ事例

最後に実際にあった業務用エアコンの水漏れ事例を3つ紹介します。
シチュエーション別の解説していますので、ぜひ参考にしてください。

飲食店のケース

飲食店で業務用エアコンの水漏れが発生すると、客席や通路が濡れて転倒事故のリスクが高まります。
ある店舗では天井カセット型エアコンからの水滴がテーブルに落ち、料理の提供を一時中断せざるを得ませんでした。

調査の結果、油煙を多く含む厨房の空気がフィルターやドレン周りに付着し、ドレンホースの詰まりを招いていたことが判明しました。
油やほこりが多い飲食店では汚れの蓄積が早く、業務用エアコンの負荷が大きくなりやすい環境です。

点検をこまめに行い、水漏れが起こる前に予防措置を取ることが、安定した店舗運営につながります。

オフィスのケース

オフィスでも、業務用エアコンの水漏れは重大なトラブルにつながります。
ある事例では、天井埋め込み型エアコンからの水漏れによりデスク上の書類やパソコンが濡れ、重要データのバックアップ作業や機器交換が必要になりました。

調査の結果、ドレンホースの詰まりと冷媒配管まわりの断熱不足が重なり、天井裏で結露水が過剰に発生していたことが分かりました。
外見上は小さなシミでも、内部では水が広がっているケースもあるため注意が必要です。

天井の変色やぽたぽた音に気づいた時点で早めに専門業者へ相談することが、業務への影響を最小限に抑えるポイントです。

旧型機器経年劣化のケース

ドレンホースや設置環境だけでなく、旧型機器の経年劣化が原因となることもあります。
ある事務所では、導入から15年以上経過した天井カセット型エアコンで、水漏れとともに天井のたわみが発生しました。

点検の結果、ドレンパンのひび割れや内部部品の腐食が進んでおり、補修だけでは再発リスクが高いと判断されました。
このケースでは、業務への影響と修理費用を比較し、買い替えを行うことで長期的なコスト削減につながりました。

製造から年数が経った業務用エアコンの場合は、水漏れが起きる前に専門業者へ相談し、更新時期やメンテナンス方針を確認しておくことが重要です。

まとめ:業務用エアコンの水漏れ原因と対策を知って安心対応

業務用エアコンの水漏れは、詰まりや部品の劣化、設置環境の乱れ、結露の増加など、さまざまな要因が重なって起こります。
原因を正しく理解し、ドレン周りの点検やフィルター清掃、温度管理といった日常的なメンテナンスを行うことで、多くのトラブルは未然に防げます。

また、水漏れを発見した際は応急処置を行い、早めに専門業者へ相談することが重要です。
今回紹介したポイントを参考に、安心して使用できるエアコン環境を整え、快適で安全な業務空間づくりにつなげていきましょう。

実際に修理や点検が必要と感じた場合は、ぜひ【エアコン修理相談センター】をご活用ください。
当社では、業務用エアコンに精通した技術スタッフによる迅速な対応と明瞭な料金体系を備えており、最速30分で駆け付けます。
まずはお問合せフォームからお問い合わせください。

この記事の監修者

神尾 大生

神尾 大生

KDホーム/エアコン修理エンジニア

<プロフィール>

エアコン修理を専門に行うエンジニアとして、一般家庭様から法人様のご自宅または会社に伺い修理のサービスを行なっております。 関東一都三県を中心に年間数万件の修理実績を有している。日々お客様のエアコンのトラブルを解決している。最速な対応とアフターケアを心がけて日々活動を行なっております。日々の生活に欠かせないエアコンを共に快適に使える様一生懸命な技術とサービスのご提供をお約束致します。

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